基本、当店ではダイブするな、モッシュするなとは決して言いません。要はみんなで大怪我しない様にすればいいのです。
最近の若い衆はダイブが「下手」です。飛ぶ方も下手なら受ける方も下手です。
かく言う二年ほど前に僕はダイブして落っこちて記憶喪失になりました。マジで。
大惨事にならなかったからいいものの、もしもの事があったら大変です。美しいダイブを覚えましょう。
まず正しい飛び方は、横方向に飛ぶと言う事です。
特に高いところから人間が降ると、飛んでいる人よりも受け取る方の人がきつい衝撃を受け大変です。
ですから、下の人のことも考えて飛びましょう。また飛ぶ先にアイコンタクトで着地点の人に合図を送りましょう。
次に「足をガチャガチャやる馬鹿」がいます。
その足が下の人を蹴ったりして迷惑な事は勿論、綺麗に流れていかないから正直イケてません。
身体を九の字に曲げて転がるのもイケてません。第一それでは人の上を流れません。
90年代のライブビデオでも見て華麗なダイブを見てみましょう。
次にお店によってですが天井の低い店などでエアコンやコード類などの天井付近の物を引っ張ったりぶら下がったりするのは止めましょう。
本来触るはずの無い場所なので感電の危険や吊り下げ物の落下もあります。
また天井などには照明や音響のラインが引いてあったりするので、ライブの妨げはおろかストップしてしまう事もあります。
ダイブはタイミングを見ましょう。
中には「ここは明らかにダイブは違うだろ?」みたいなエアーをまったく読めない馬鹿チンがいます。
そういう人は他の人に「あいつエアー読めないクソ」と思われてしまいます。空気くらい読め。
そしてダイブでそのままステージに上がってしまうのは御法度です。
ステージの上には沢山の専門機材やプレイヤーの機材、マイクなど沢山ありますので、演奏の妨げになる事は明白です。
見たいのはステージ上の人であってダイブする君ではありません。目立ちたかったらバンドをしましょう。
今度は受ける人。
ちゃんと受け止めてあげましょう。特に頭側を持つ人は確実に離さないように。離すなら足側の人。
そうすると着地して頭を打つなんて事はありません。
勿論、その場所から離れると隙間が出来て危険ですから、むしろダイブしている人のほうに動きましょう。
ここ重要、ダイブしている人が床に落ちたら、周りの人間達全員で瞬時にその人を起こしてあげましょう。
床に転がっているままでは踏みつけられて危険です。どんな状況下にあってもダイブで下に落ちた人の救出が最優先です。
モッシュは左回りと決まってます。逆走厳禁です。コケた奴がいたら助けましょう。
ウォールオブデスなどの衝突の瞬間はかなりの衝撃です。参加者は完全自己責任です。ちなみに僕は中央でアバラ折れましたが。
柵を持ってヘドバンする人は自爆して頭を割れさせないようにしましょう。柵を持つ最前列の人は「来そうだな」と思う瞬間にしっかりと構えましょう。後ろからドーンを押されますのでアバラ持っていかれないようにしましょう。
またあまりにも下劣なダイブやノーエアーな行為を何度も行う邪魔な馬鹿チンがいたらスタッフに言いましょう。
屈強のスタッフが連れ去ってくれる事でしょう。
コイツむかつくと言ってすぐにブン殴ってはいけません。
ライブが止まるし空気が悪くなるから。愛のためにしか拳は使ってはいけません。
ダイブ、モッシュはひとつの文化です。
しかしかつて怪我や事故などで禁止された事もあります。
しかし何かあったから永遠に「NO」ではなくて、みんなで「NO」にならない、そんなシーンを作りましょう
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